こんにちは、ゆうやんです。事務所の前の街路樹が色づき始めると、暮らしの記憶がふいに浮かんでくることがあります。どこかの誰かが大切にしてきた時間、家族の笑い声、庭先の匂い。家というものは単なる建物ではなく、記憶や思いを宿す器なんだよね。今日は、そんな「思い」をどう次の世代へつなぐかについて、岐阜から届いた相談をもとに、具体的な選択肢と実践的なアドバイスをお伝えします。

一人の家族の声から始まった話
相談者は岐阜県に住む39歳の父親、妻と小学生の子どもが二人。地元の中小企業で働き、年収はおよそ450万円。自己資金は300万円程度。もともとは中古住宅を買ってリフォームして住もうと考えていました。けれど、住宅ローンの長期負担や将来のリスクに不安を持ち、「贈与型賃貸(サンタ王ハウスの呼び方では雑用型賃貸)」という新しい選択肢を知り、迷い始めたというのが相談の背景でした。
相談で特に気になっていたポイントは次の三つでした。
- 贈与型賃貸を選ぶことで本当に家計や時間に余裕が生まれるのか
- 中古住宅を購入・リフォームして所有するのと比べて、なぜ将来的に1,600万円も得になると言えるのか
- 「家は買うもの」という親世代との価値観のギャップをどう埋めればいいか

贈与型賃貸(雑用型賃貸)とは何か?
まず端的に言うと、贈与型賃貸は「所有する」ことを最初から目指すのではなく、一定期間の賃貸契約を通じて家に暮らし、その期間が終わると「贈与(名義移転)」される仕組みを持つ住まいの提供方法です。新築タイプなら25年間で贈与、中古タイプなら6〜15年で贈与するプランが一般的です。
特徴を整理すると次のようになります。
- 初期負担が小さい:頭金や長期ローンが不要、自己資金300万円でも検討しやすい。
- 固定費が見えやすい:賃料を支払う形なので月々の支出管理がしやすい。火災保険や固定資産税はオーナー負担となるケースが多い。
- 一定期間で自分のものにできる:期間終了後に贈与されるため、将来の住宅取得を段階的に実現できる。
- 地域貢献の側面がある:空き家活用を通じ、地域の歴史や思いを次の住人へつなぐ社会貢献型の住まい方でもあります。
大事なのは、これが単なる「ローン回避」の手段ではなく、家の持つ思いや地域のつながりを重視する暮らし方であるという点です。

なぜ「思いを受け継ぐ」ことが社会にとって大切なのか
空き家が増える背景には、単純に需要と供給の不一致だけでなく、そこに暮らしてきた人々の思い出や愛着が絡んでいます。売り手側は「この家にはこのくらいの値段が妥当だ」と示されても、家族の思い出や地域とのつながりを金額だけで判断したくない。買い手側は費用やリフォーム費用、将来のメンテナンスを考えて躊躇する。結果、売れない空き家が地域に残り続けてしまうことが多いんだよね。
贈与型賃貸はその「ズレ」を埋める試みです。売り手の思いを尊重し、買い手(あるいは借り手)にその思いを伝えるプロセスを経ることで、単なる取引以上の「受け継ぎ」が生まれます。これが地域の活性化につながり、結果的に三方よしの循環を生むことができるんです。

数字で見る「得する仕組み」──具体的な例とシミュレーション
ここで一つのモデルケースを使って、なぜ長期的に「得になる」と言えるのかをわかりやすく説明します。数字はあくまで例ですが、考え方はどの物件でも応用できます。
前提条件(モデルケース)
- 新築または購入する住宅の市場価値(目安):2,500万円
- 住宅ローンを35年間、金利1.5%で組む場合
- 贈与型賃貸を選んだ場合の賃料:月額7.5万円(地域や物件で変動)
- 贈与型賃貸の贈与期間:25年(新築タイプ)
住宅ローンを組んだ場合の想定コスト(おおまか)
- 35年返済・金利1.5%:総返済額は約2,900万円〜3,000万円(元本2,500万円+利息約400〜500万円)
- 火災保険や地震保険(35年分)・固定資産税・都市計画税:合計で数十万〜数百万円の積み増し要素
- リフォーム・大規模修繕費:築年数によっては大きな負担(数十万〜数百万円)
贈与型賃貸を選んだ場合の想定コスト(おおまか)
- 賃料:月額75,000円 × 12ヶ月 × 25年 = 約2,250万円
- 火災保険・固定資産税・都市計画税・大規模修繕はオーナー負担(条件により異なるが、借り手の負担は軽い)
- 短期的な設備や内装のメンテは借り手負担の場合もあるが、DIYで補える範囲も多い
上のモデルケースだと単純計算で、贈与型賃貸の総支払いは賃料ベースで約2,250万円です。一方、住宅ローンでの総支払いは利息や諸費用を含めて約2,900万円〜3,000万円。差額はおよそ650万〜750万円になります。ここに、火災保険や固定資産税、修繕費用のオーナー負担分を含めると、差はさらに広がり、1,000万円〜1,600万円ほどの差が生まれるケースもあります。
重要なのは、この差がどのように生まれるかを理解することです。主な要因は次のとおりです。
- 利息負担の有無:長期ローンは利息が積み重なるため総支払額が増える。
- 固定資産税・都市計画税の負担:所有者に課される税金は長期的に見れば無視できない。
- 保険や大規模修繕費の負担:年数が経つほど修繕費は増える傾向がある。
- 機会損失とキャッシュフローの違い:頭金を温存できることで、教育資金や老後資金へ回せる余地が生まれる。
とはいえ、これはあくまで一例です。物件価格、金利、賃料水準、贈与までの年数、そしてオーナーと借り手がどの費用をどう分担するかで結果は大きく変わります。だからこそ、個別のシミュレーションが必要なんだよね。僕たちはその具体的な数値出しを一緒にやります。

贈与型賃貸のメリット・デメリットを正直に語る
メリット
- 初期費用が抑えられる:頭金が少なくても住み始められる。
- 長期的な総支払を抑えられる可能性が高い:利息や各種税金のオーナー負担でキャッシュフローが楽になる。
- 地域貢献ができる:空き家を活用して地域の暮らしを守ることができる。
- 手厚いプロのサポート:物件選定や耐震調査、シミュレーションをプロが行うことで安心感が得られる。
- 暮らしの自由度:DIYで自分たちの色を出せる物件が多い。
デメリット・注意点
- 期間中に転勤や家族の変化があると柔軟性が必要:契約内容によるが、解約時の取り決めを事前に確認する必要がある。
- 所有権がすぐには手に入らない:贈与までの期間、完全な所有者ではない。
- 家の価値や立地の良さには差がある:空き家活用の物件は地域や状態で当たり外れが出る。
- 親世代の理解を得るための説明が必要:価値観の違いをどう伝えるかが重要になる。
親世代との価値観ギャップをどう乗り越えるか
「家は買うもの」という価値観を持つ親御さんが多いのは本当に自然なことです。親世代は自分たちが苦労して手に入れた安心や資産を、子どもにも手に入れてほしい。その想いから「ローンを組んでも自分の家を持て」と言うわけです。
そこで僕が提案するアプローチはシンプルです。親が最終的に望んでいるのは「子供が幸せで安全に暮らすこと」であって、所有の形式ではないはずです。だからこそ、次の順序で話を進めていくと良いです。
- 暮らしのビジョンをまず描く
「どんな暮らしができれば、自分たちは幸せか」を家族で言葉にしましょう。親に伝えるときも「家を買うかどうか」ではなく「どんな毎日を送るのか」を示すことが大切です。 - 安全性と将来設計を示す
耐震調査やプロによる物件診断の結果、将来の修繕計画、保険や税負担の整理を見える化して提示します。「安心できる根拠」があると説得力が増します。 - 数字で比較する
ローンで買う場合と贈与型賃貸の総支払シミュレーションを具体的に見せましょう。将来の家計にどれだけ余裕が出るかが一番響きます。 - 「幸せな姿」を見せる
言葉だけで伝えるより、実際に物件の候補を見せたり、暮らしのイメージ写真を並べたりして、「ここに住めばこんな暮らしになる」という実感を共有しましょう。親御さんは子どもが幸せなら納得してくれることが多いんだよね。
具体的な説得の言い回しの例も用意しておくと便利です。
- 「ローンを組む以外にも、家族の安全と将来設計を守る方法があるんだよ。耐震や税金の負担までプロがチェックしてくれるから安心してほしい」
- 「今の選択で教育資金や家族の生活に余裕ができる。親孝行って、お金を残すだけじゃなくて、子どもたちが幸せに暮らしている姿を見せることでもあるよ」
物件選定とプロの役割──安心して進めるためのチェックリスト
贈与型賃貸を検討する際に僕たちが重点的に確認しているポイントを公開します。これをもとに一緒に物件を吟味していきましょう。
基本チェックリスト
- 耐震性能の確認:簡易診断と必要であれば専門家による耐震補強プラン。
- 周辺環境の確認:生活利便性、通学路、病院や買い物の距離。
- インフラ・設備の状態:水道・ガス・電気配管、屋根や外壁の状態。
- 将来の修繕計画:10年・15年後に想定される費用の見積もり。
- 法的な確認:登記情報、用途地域、再建築可否など。
- 地域の歴史や前住人の思いの確認:可能なら前所有者の話を聞き、地域の魅力や課題を整理する。
僕たちはこのチェックをプロの目で行い、必要なリフォームや補強の見積もりまで示します。安心して住めるかどうか、将来にわたって負担が続くかどうかを一緒に判断していきましょう。

実行プラン:迷ったらこれを一緒にやろう
迷いが生じたら、以下のステップで一つずつ不安を解消していくのが現実的です。
- 家族で暮らしの価値観を整理する:何を大切にしたいか、生活の優先順位を洗い出す。
- 候補物件をリストアップする:地域・価格帯・築年数などで候補を3〜5件ほど選ぶ。
- プロによる物件診断を依頼する:耐震、設備、修繕見積りを取得する。
- 具体的なキャッシュフロー比較をする:ローン購入と贈与型賃貸それぞれの総支払を提示する。
- 親世代へのプレゼンを準備する:数字と暮らしのイメージを両方用意して説明する。
- 決断後のフォローを約束する:引越し後のサポート、DIYの相談、地域とのつなぎ役を提供する。
ケース・スタディ:よくあるパターンとその解決
よくある相談パターンをいくつか紹介します。あなたが感じている不安と重なるものがあれば、そこから具体的な話を進められます。
ケース1:年収400〜500万円帯でローンが不安
ローンを組むと毎月の支払いと将来の金利上昇リスクが重くのしかかる。贈与型賃貸だと月額の賃料管理がしやすく、保険や固定資産税をオーナー負担にできれば家計に余裕が生まれます。自己資金を教育や老後資金に回せるのも大きなメリットです。
ケース2:親が「家は買え」と言ってくる
親の心配の正体は「子どもの将来の安全」と「資産としての残し方」です。具体的なシミュレーションと暮らしのイメージを示し、「あなたたちが幸せに暮らしている姿」を見せることが何よりの説得になります。
ケース3:空き家の状態が心配
物件によっては大規模な補修が必要なものもあります。僕たちは耐震診断や補修計画を示し、必要な予算と手順を明確にします。補修後に快適に暮らせるかの見通しを一緒に立てます。
最後に、僕からのメッセージ(ゆうやんのエール)
家づくりや住まいの選択は人生の大きな決断です。だけど、正解は一つではありません。大切なのは、あなたの家族がどんな毎日を送りたいか、どんな未来を一緒に築きたいかということ。
もし「所有すること」だけが幸せだと思い込まされているなら、一旦立ち止まって考えてみてほしい。持つことの安心感もあれば、持たないことの自由や余裕だって確かに存在する。僕はこれまで多くの家族と話してきて、どの選択にも良さがあることを知っています。そして、その良さを最大化するのが僕たちの仕事です。
誰かの思いを受け継ぎながら、自分たちの暮らしを育てていく。そんな選択肢があることをもっと知ってほしいし、実際にその一歩を踏み出すお手伝いを全力でしたい。いっしょに考えよう!一人で悩まず、声をかけてください。
贈与型賃貸(サンタ王ハウス)と一般的な賃貸の違いは何ですか?
本当に1,600万円も得になるのですか?
親世代にどう説明したら納得してもらえますか?
中古物件の状態が心配です。どうチェックすれば良いですか?
贈与型賃貸を選んだ後、DIYで改修しても良いですか?
具体的に次に何をすれば良いですか?
追伸:あなたの声を直接聞かせてください(公式LINEと無料相談のご案内)
もしこの記事が「どこかの扉をノックする勇気」になったのなら、それだけで僕は嬉しいです。もっと具体的にあなたの物語を聞かせてください。僕の公式LINEでは、ブログでは書ききれない個別の相談や、実際の物件ごとのキャッシュフローシミュレーションを無料で行っています。
今なら友だち追加してくれた方限定で、個別の無料オンライン相談も受け付けています。「ブログを読んだ」と一言いただければ、無理な営業は一切しません。僕はただ、あなたの考えを聞いて、最適な選択を一緒に見つけたいだけなんだ。
まずは家族で話し合って、迷いや不安があればそのまま僕に投げてください。あなたの想いを一緒に受け止めて、次の一歩を一緒に踏み出していこう!
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