【見学会に行く前に】絶対にチェックすべき7つのポイント

「わぁ、素敵!」だけで帰っていませんか?見学会で”本当に”見るべき場所

家づくりを考え始めると、多くの人が足を運ぶ「完成見学会」や「モデルハウス」。最新の設備が整ったおしゃれな空間に、思わず心が踊りますよね。

「このキッチン、素敵!」
「吹き抜けって、やっぱり開放感があるわねぇ」

しかし、こうした「目に見える部分」の感想だけで帰ってしまうのは、非常にもったいないことです。なぜなら、その会社の「本当の実力」や「家づくりへの姿勢」は、きらびやかなインテリアの裏側にこそ隠されているからです。

見学会は、単なるお祭りではありません。あなたと家族の未来を託すに値するパートナーかどうかを、厳しく見極めるための「オーディション会場」なのです。

この記事では、元住宅営業マンの私が、見学会で絶対にチェックすべき「7つのポイント」を、プロの視点から伝授します。これさえ知っておけば、あなたはもう、表面的なデザインに惑わされることはありません。

見学会でチェックすべき7つのポイント

ポイント1:玄関に入った瞬間の「空気感」

デザインや間取りを見る前に、まず玄関で一度、立ち止まって深呼吸してみてください。その家の「空気」はどう感じますか?ジメっとした感じはしませんか?変な化学物質の匂いはしませんか?言葉で表現しにくいかもしれませんが、この「第一印象」は非常に重要です。温かみがあり、クリーンな空気が流れている家は、断熱・気密・換気がしっかりと計画されている証拠です。

ポイント2:「スリッパ」を脱いで床を歩いてみる

もし可能であれば、担当者に断って、一瞬だけスリッパを脱いで床の上を歩いてみましょう。無垢材の床であれば、その温かみや足触りの良さを感じられるはずです。また、床にきしみや沈みがないか、歩いた時の安定感なども、建物の基本的な構造性能を測る上で参考になります。

ポイント3:すべての「窓」を開け閉めしてみる

窓は、家の性能を大きく左右する重要なパーツです。デザインだけでなく、実際に開け閉めをしてみて、その操作性や気密性を体感してください。ガタつきがなく、スムーズに動き、ピタッと閉まるか。特に、断熱性能の高いトリプルガラスの窓などは、かなりの重量があります。それを毎日ストレスなく扱えるか、という視点は非常に大切です。また、窓から見える景色や、隣家からの視線なども忘れずにチェックしましょう。

ポイント4:「収納の中」を覗き込む

パントリーやクローゼットなどの収納スペースは、必ず扉を開けて、中までしっかり見てください。見るべきは、広さだけではありません。棚板の仕上げは丁寧か、匂いはこもっていないか、照明はついているか、などです。特に、収納内部の壁紙が、見える部分と同じものが使われているか、それともコストダウンのために安いものに変えられているか、といった点は、その会社の「見えない部分へのこだわり」が表れる、分かりやすいチェックポイントです。

ポイント5:担当者に「一番こだわった場所」を聞く

これは、建物のチェックというより、会社の「姿勢」を見るための質問です。「この家で、設計担当者さんが一番こだわったのはどこですか?」と聞いてみましょう。もし、担当者が「この最新のキッチンです」といった「モノ」の話しかしないのであれば、要注意です。「この家のご家族は、休日にウッドデッキで過ごすのが夢だったので、リビングからの繋がりを一番に考えました」というように、そこに住む「人」の物語を語れる会社こそが、信頼できるパートナー候補です。

ポイント6:「現場のきれいさ」をこっそり見る

見学会の会場は、プロのクリーニングが入っているため、きれいで当たり前です。そこで見てほしいのが、家の「外」。敷地の隅に、タバコの吸い殻やゴミが落ちていませんか?資材は整理整頓されていますか?「現場のきれいさ」は、その会社の仕事の丁寧さ、ひいては下請け業者との関係性に直結します。現場が荒れている会社は、見えない部分の施工も雑である可能性が高い、と判断できます。

ポイント7:「そこに住む家族の笑顔」を想像できるか

最後の、そして最も重要なポイントです。すべてのチェックを終えたら、もう一度リビングの真ん中に立ってみてください。そして、その家で暮らす、あなたと家族の姿を想像してみましょう。子供が笑い、夫婦が語らい、友人が集う…。そんな「幸せな未来」が、ありありと思い浮かぶでしょうか?もし、少しでも違和感を覚えたり、ワクワクしなかったりするのであれば、その家(と、その会社)は、あなたにとっての運命のパートナーではないのかもしれません。

まとめ:見学会は、最高の学びの場

見学会は、ただ家を見るだけの場所ではありません。あなたの家づくりに関する解像度を、一気に高めることができる最高の学びの場です。今回ご紹介した7つのポイントを携えて、ぜひ2〜3社の見学会に足を運んでみてください。きっと、これまでとは全く違うものが見えてくるはずです。

そして、そこで得た情報を基に、次はいよいよ「見積もり」を取るステップに進みます。その際の注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。

その見積もり、本当に適正?相見積もりの賢い取り方

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