こんにちは、サンタ王ゆうやんこと伊藤雄一です。今日は、あるリスナーさんからの電話相談をもとに、家づくりや住宅ローン、そして家族の価値観について一緒に考えていきたいと思います。事務所の前の植木に小さな新芽が出ているのを見て、季節の巡りや暮らしの変化を改めて感じています。家づくりも、季節の芽吹きのようにゆっくりと、確かに育てていくものなんだよね。
はじめに — 受け取った一通の電話
先日、こんな電話をもらいました。

「もしもし。ゆうやんさんですか?あの、急にお電話はすみません。実は先日『35年住宅論は罠』を読ませていただいたまるまると申します。岐阜県の田見市の近くに住んでいるんですけれど、いや、本当にこの本を読んで正直衝撃受けました。」

この一言。電話の向こうの声は少し緊張していたけれど、そのなかに本気で自分たちの家について考え始めた人の真剣さが見えました。こういう瞬間に僕はいつも、ホームページやパンフレットでは伝えきれない「生の悩み」を受け取り、そこから一緒に道筋をつくりたいと強く思うんです。
相談の核心:何に衝撃を受けたのか
「35年住宅ローンは罠?」という言葉は、最近の住宅業界を巡る議論でよく目にします。長期ローンは毎月の支払いを抑えられる一方、総支払額が増える、家計の余裕を奪う、人生の選択肢を狭める、という批判が出るんですね。逆に、業界の中には「表に出さないが実務上の工夫」や「補助金、税制、親の支援」といった選択肢をうまく活用して負担を軽くするプランを提案する人もいます。相談者の方は、そうした情報を読んで「自分たちの選択は本当に正しいのか?」と深く考え始めたというわけです。

ある家族の物語 — 名前は伏せます
ここからは、電話で話してくれた内容を元に、個人が特定されない一つの物語として描きます。あなたの隣にいる人の話だと思って読んでください。
岐阜の小さな町に暮らすご家族。夫婦と小学生の子どもが一人。現在は賃貸に住んでいて、そろそろ「自分たちの家を持つ」ことを具体的に考え始めた。毎月の家賃を払いながら将来のことを考えると、やはり住宅購入が選択肢に上がる。でも、「35年ローン」という選択肢を目にしたとき、ふたりは戸惑った。
「長くローンを組むと、月々はラクになるけれど、将来こんなことが起きるかもしれない。転職で収入が下がったらどうする? 子どもの教育費、親の介護。自分たちのライフスタイルは十年後に変わるかもしれない。だけど、家を買わないことには持ち家の安心は得られない。」
この葛藤の中で、彼らが読んだ『35年住宅論は罠』は、住宅業界が提示する「長期ローン=普通」の選択が本当に家族にとって最良かどうかを問いかけてくれた。衝撃を受けたのは、ただの金銭的な話ではなく、自分たちの人生設計そのものを見直すきっかけになったことでした。

僕の立場と出発点
僕は、家づくりは単なるモノづくりでも資産運用でもなく、「人と人をつなぐ場」をつくる仕事だと思っています。三方よしの精神で、人も会社も地域も笑顔になれる家づくりを目指している。
だから、まず伝えたいことはこれです。どんな住宅選択であっても、一番大切なのは家族の価値観を明確にすること。それがなければ、どれだけお得なローンや裏ルートがあっても、あとで後悔することになりかねないんだよね。
「35年ローンは罠か?」をどう捉えるか
短く結論を言うと、35年ローン自体が悪いわけではありません。問題は、それが「あなたの人生の価値観やリスク許容度」に照らして最適かどうかです。
35年ローンのメリットとデメリットを整理しておきます。
- メリット
- 月々の返済額が抑えられるため、家計の当面の負担が小さい。
- 手元資金を多く残せるため、教育費や老後資金に備えられる。
- 低金利時代には資金繰りが楽になり、資産形成とのバランスを取れる。
- デメリット
- 総返済額は短期ローンより増える可能性が高い。
- 返済期間が長いとライフイベントによる変更リスクが増える(転職、収入減、介護など)。
- 住宅ローンが家計の固定費として大きく残ることで、選択の自由が制限されることがある。
重要なのは、これらを家族で共有すること。価値観が一致すれば35年でも問題ないし、不一致なら別の手段を考えるべきなんだ。
業界が「隠す」裏ルート、つまり何を指しているのか
タイトルにある「業界が隠す“家をタダで手に入れる裏ルート”」という言葉。文字どおり「タダで」なんて都合の良すぎる話はほとんどありません。でも、次のような方法で負担を軽くすることは現実的に可能です。
- 公的補助や税制優遇の活用 — 住宅ローン控除や地域ごとの補助金をうまく使うと、負担が下がります。制度は常に変わるので、最新の情報をチェックすること。
- 親からの土地提供や資金援助 — 一部の世代では親世代が土地を提供することが多く、結果的にローンが小さく済むケースがあります。これも「贈与」や税金の問題をクリアにする必要があります。
- 長期優遇ローンやフラット35などの使い分け — 固定金利のフラット35などを組み合わせることでリスク分散ができます。
- 販売会社や建設会社のキャンペーン — 一時的に金利サポートや値引きを提供することがあるが、契約の細部をよく確認する必要があります。
- 共同購入やコミュニティファイナンス — 同じ価値観を持つ仲間と共同で土地を購入したり、資金を出し合うスキーム。設計や管理の合意形成がポイント。
- 中古+リノベーション — 新築よりも安く済むことが多く、資金効率が良い。自分たちの価値観を反映しやすい選択肢。
どれも「タダで手に入る」わけではない。ただ、選択肢を広げることで家の総コストを下げ、結果的に負担感を減らすことができるんだよね。
価値観を出発点にするための具体ワークシート
話を整理する実践的なワークを紹介します。家族で対話しながら使ってください。
1. 価値観カードを作る
家族それぞれが「家に求めること」を3〜5個書き出す。例:安全性、子どもの遊び場、老後の同居、趣味の部屋、仕事スペースなど。
2. 優先順位をつける
各自のカードを持ち寄り、家族で順番をつける。特に上位3つは絶対に譲れないラインとして合意形成します。
3. 金銭面の現実を把握する
現在の収入、貯蓄、将来入ってくる可能性のある収入(ボーナス、恩給、親の援助など)と、将来的な支出見通し(教育費、介護費用など)を洗い出す。
4. 選択肢の洗い出し
「35年ローンで新築」「20年ローンで新築」「中古リノベ」「賃貸継続+貯蓄」「親と同居/土地提供」など、現実的に考えられる選択肢を列挙する。
5. リスクシナリオを描く
「収入が30%減った場合」「子どもが2人になった場合」「親の介護が始まった場合」など、複数のシナリオで支払いが耐えられるか検証する。
6. 決断フローを作る
合意できた価値観と現実の財務状況を突き合わせ、3段階の選択肢を決めます。最優先、中期、保険的選択。これがあれば、感情的にならずに判断できるんだ。

数値で考えるときの注意点
家づくりは数字との対話です。けれど、数字だけで決めると後悔することがあります。だからバランスが大事。
- 月々の支払額だけを見ない — 月額が低ければ安心とは限らない。金利の上昇リスクや総返済額を把握すること。
- ライフイベントでのキャッシュフローを設計する — 教育費、車の買い替え、介護などの時期を意識して逆算する。
- 余剰資金の使い道を決める — リフォーム積立や緊急予備資金を別口で用意すると安心感が増す。
- プロに意見をもらう — 税金や補助金、贈与や相続に関することは専門家の確認が必要です。
実際の相談に対する僕からのエールと提案
電話の彼らにはまずこう伝えました。「その本を読んで衝撃を受けたということ自体が大事な第一歩だよ」と。何かを疑い、立ち止まり、改めて家族で話をすることはとても尊い。焦らないでほしい。
具体的な提案は次のとおりです。
- 価値観の共有を最優先に — 夫婦で1時間、子どもも交えて30分。家で話す「我が家の家づくりの優先順位」を決めましょう。
- 一度、全ての資金要素を書き出す — 手元資金、毎月の収入、将来の予定支出、親の援助可能性。見える化するだけで選択肢が見えてきます。
- 住宅ローンのシミュレーションを複数パターンで作る — 15年、20年、35年。金利変動シナリオも含めて。短期と長期のバランスを比較しましょう。
- 選択肢を増やすための現実的な裏ルートを調べる — 地方自治体の補助金、中古+リノベ、親からの土地提供など、該当する制度をチェック。
- 人生設計の保険をつくる — 緊急予備費、団体信用生命保険の見直し、収入保障など、家族が安心して暮らせる仕組みを入れる。
これらを一緒に整理すれば、「35年はダメ」「35年しかない」という二元論ではなく、自分たちにとって最適なバランスが見えてきます。
よくある誤解と誤った比較
ここで、相談でよく出る誤解を取り上げます。
- 誤解1: 月々の支払いが小さい=最適
月額の軽さは心理的な安心を生みますが、総返済額やライフイベントでの負担増を無視してはいけません。 - 誤解2: 新築だけが正解
中古+リノベーションはコスト効率がよく、自分たちの価値観を反映しやすい戦略です。 - 誤解3: 補助金やキャンペーンは裏技的に利用できる
有効活用は賢いですが、条件や将来の負担増をよく確認する必要があります。
意思決定のためのチェックリスト
最後に、決断前に必ず確認してほしいチェックリストを用意しました。1つでも「不安」が残るなら、もう一度話し合いましょう。
- 家族全員が家に求める優先順位を共有している
- 複数のローン期間とシナリオで計算した試算がある
- 補助金や税制の影響を確認した
- 将来の収入減に対応できる緊急予備費が用意されている
- 親や親族との関係や支援について、法的・税的なリスクを把握している
- 中古物件やリノベの可能性を検討した
- 最悪のシナリオでの脱出プラン(売却、賃貸化など)を考えている

結論:どんな選択でも、家族の価値観が大切
ここまで読んでくれたあなたへ。結局のところ、住宅の選択は数字のゲームだけではありません。数字に裏打ちされた安心感は必要ですが、それを「誰のために」「どんな暮らしをしたいのか」という価値観と結びつけることが大事です。
35年ローンが「罠」かどうかは、その人の価値観とライフプラン次第。大切なのは、見えない不安を見える化し、家族で納得できる形に整えること。僕はそのプロセスを一緒に伴走したい。相談を通じて、あなたの家族がもっと笑顔になれる道筋を一緒につくりましょう。
よくある質問(FAQ)
35年ローンは本当に避けた方がいいですか?
「家をタダで手に入れる」話は本当にあるのですか?
中古+リノベは新築と比べておすすめですか?
親から土地をもらうと税金はどうなりますか?
まず何から始めればいいですか?
追伸 — あなたの声を直接聞かせてください(無料相談へのご案内)
今日の話が少しでもあなたの心に響いたなら嬉しいです。家づくりは一人で抱えるものではありません。一緒に話して、あなたの家族にちょうどいい選択を見つけていこう。
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あなたとあなたの家族が笑顔で暮らせる未来を一緒に描いていこう。連絡を待っているよ。