その諸経費、本当に必要?家の見積書からサクッと削れる5つのコスト削減術

その諸経費、本当に必要?家の見積書からサクッと削れる5つのコスト削減術

「理想の土地」を見つけ、「無理のない住宅ローン」の目処もついた。家づくりの大きな山を二つ越え、いよいよ具体的な見積もりの話に進んでいる頃でしょうか。(まだの方は、まず『土地』と『お金』の基本から確認してくださいね)

しかし、建築業者から提示された見積書を見て、多くの人が「あれ?思ったより高い…」と感じます。その原因は、建物の本体工事費以外にかかる「諸経費」。この諸経費、実はブラックボックスになっていることが多く、言われるがままに支払うと、数十万円単位で損をしてしまう可能性があります。

この記事では、見積書の中から、賢くコストを見直せるポイントを5つに絞って解説します。これは「ケチる」ための話ではありません。無駄をなくし、浮いたお金を、あなたの暮らしを本当に豊かにしてくれるもの(例えば、ワンランク上のキッチンや、家族旅行!)に再投資するための「賢いお金の使い方」です。

コスト削減術1:外構工事は「分離発注」で見積もりを比較する

庭、駐車場、フェンスなどの「外構工事」。これをハウスメーカーや工務店に一括でお願いしていませんか?もちろん楽ではありますが、多くの場合、建築業者は外構の専門業者に下請けに出すため、中間マージンが上乗せされ、割高になります。

そこで試したいのが「分離発注」。自分で直接、複数の外構専門業者に見積もりを依頼するのです。手間はかかりますが、同じ内容でも数十万円の差額が出ることも珍しくありません。建築業者に「外構は、知り合いの業者に頼もうと思っている」と伝え、ぜひ相見積もりを取ってみてください。

コスト削減術2:火災保険は「勧められるがまま」に入らない

住宅ローンを組む際に、銀行やハウスメーカーから提携する保険代理店の火災保険を勧められることがほとんどです。しかし、それに安易に入るのは待ってください。保険料や補償内容は、保険会社によって大きく異なります。

必ず、複数の保険代理店や、ネットの保険比較サイトで見積もりを取りましょう。補償内容を吟味し、不要な特約を外すだけで、10年間のトータルコストは大きく変わってきます。これも立派なコスト削減です。

コスト削減術3:登記費用は「司法書士」を自分で探してみる

土地や建物の所有権を登録する「登記」。この手続きは、国家資格である「司法書士」に依頼するのが一般的です。多くの場合、建築業者が提携の司法書士を紹介してくれますが、その報酬額が適正価格とは限りません。

これも、自分で複数の司法書士事務所に見積もりを依頼してみる価値は十分にあります。「司法書士 見積もり 〇〇市」などで検索すれば、たくさんの事務所が見つかるはず。数万円の差でも、積み重なれば大きな金額になります。

コスト削減術4:地盤改良工事は「第三者の意見」を聞く

地盤調査の結果、「地盤が弱いので改良工事が必要です」と言われ、数百万円の見積もりが出てくることがあります。もちろん安全に関わることなので重要ですが、その工事方法が本当に最適なのか、過剰な工事になっていないかを確認する視点も大切です。

もし疑問に感じたら、地盤調査や改良工事を専門とする第三者機関に「セカンドオピニオン」を求めてみましょう。調査データを見てもらい、別の工法の可能性などを探ることで、コストが大幅に削減できたケースもあります。

コスト削減術5:照明・カーテンは「施主支給」で好きなものをお得に

照明器具やカーテンレール、カーテンなどを、建築業者を通さずに自分で購入し、取り付けてもらうことを「施主支給(せしぬしきゅう)」と言います。

建築業者のカタログから選ぶよりも、インターネットやインテリアショップで探す方が、デザインの選択肢が圧倒的に広く、価格も抑えられることが多いです。お気に入りのデザインのものを安く手に入れられれば、満足度も高まりますよね。ただし、取り付け費用や、そもそも施主支給が可能かどうかは、必ず事前に建築業者に確認しておきましょう。

まとめ:賢いコスト削減で、もっと豊かな家づくりを

家づくりでは、つい金銭感覚が麻痺してしまいがちです。しかし、一つ一つの項目を丁寧に見直すことで、無駄な出費は確実に減らせます。

まずは最高の土地を見つけ、無理のないローンを組んだ上で、さらにこのコスト削減術を実践すれば、あなたの家づくりはもっと自由で、もっと豊かになるはずです。

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